「広島から大阪まで、青春18きっぷで行けるのかな?」「どれくらい時間かかるんだろう?」
そんな疑問に、実際に18きっぷで広島→大阪を移動してみた目線でお答えしていきます。
先にざっくり結論からお伝えすると、

広島→大阪 青春18きっぷ旅の基本情報
・所要時間:およそ5〜6時間
・乗り換え回数:3回(糸崎・相生・姫路)
・ルート:広島 → 糸崎 → 相生 → 姫路 → 大阪
・目安費用:青春18きっぷ1日あたり2,410円
・長時間移動&多少の乗り換えがあるので、そこだけ注意すればOK
「時間に少し余裕があって、せっかくなら移動も含めて旅を楽しみたい」
そんな方にぴったりなルートです!
この記事では、
- 広島→大阪を18きっぷで行くときの所要時間・お金・ルート
- 乗り換え回数や注意点など、よくある不安ポイント
- 途中下車で寄り道するならどこがいい?という寄り道候補
- 実際に行ってみて分かった、よかった点・しんどかった点
を中心にまとめていきます。

広島から大阪へ青春18きっぷで行くと、どれくらい時間とお金がかかる?
まずは、いちばん気になるであろう 所要時間と料金 から。
所要時間の目安
広島 → 大阪を、青春18きっぷで普通・快速電車だけで移動すると、
- 所要時間:おおよそ 5〜6時間
- 乗り換え:今回のルートでは 3回(糸崎・相生・姫路)
という感じになります。
新幹線だと 1時間半前後 で着いてしまうので、
時間だけ見るとかなりゆっくりめの移動ですが、
- 途中の街の雰囲気を車窓から眺めたり
- 気になった駅で途中下車してみたり
「移動そのものを楽しむ」にはちょうどいい長さかな、という印象でした。
運賃(青春18きっぷを使う場合)
青春18きっぷは、
- 5日間分:12,050円(2025年時点)
- 1日あたりに直すと:2,410円
なので、
広島 → 大阪を1日で移動するなら、実質2,410円で行ける 計算になります。
新幹線で行くと片道1万円前後かかることを考えると、
お金の面ではかなり差が出てきますね。
「そのぶん時間に余裕あるシーズンに」「のんびり旅として楽しむ」のが、青春18きっぷルートのいいところだなと感じました。
青春18きっぷ自体の仕組みや買い方がよく分からない…という方は、
まずはこちらの記事からどうぞ。
👉 〖2025年青春18きっぷ〗便利なJR乗り放題きっぷの使い方 最新版
広島→大阪のルートと乗り換え回数
次は、実際どんなルートで行くのか? 乗り換えは何回くらいあるのか? という部分を見ていきます。
今回のルート(広島 → 糸崎 → 相生 → 姫路 → 大阪)
実際に移動したルートはこんな感じでした。
- 広島駅 → 糸崎駅(山陽本線)
- 糸崎駅 → 相生駅(山陽本線)
- 相生駅 → 姫路駅(山陽本線・JR神戸線)
- 姫路駅 → 大阪駅(JR神戸線 新快速など)
「三原」「岡山」で乗り換えるパターンが紹介されることもありますが、
今回はこの 糸崎・相生・姫路 で乗り継ぐルート でも、問題なく大阪までたどり着けました。

広島駅 → 糸崎駅
まずは 広島駅 から 糸崎駅 へ向かいます。
- ルート:山陽本線(広島 → 糸崎)
- 所要時間:おおよそ 1時間20分 前後
広島市内のビル群から、だんだんとローカルな景色に切り替わっていくのが分かる区間です。
朝の時間帯は通勤・通学で混みやすいので、
時間帯をずらしたり少し早めにホームに向かっておく と、座れる可能性が上がります◎
朝の広島駅のホームは、やはり通勤・通学の空気感。そのなかで「今日はこのまま大阪まで普通列車で行くんだ」と思うと、ちょっとした背徳感(?)とワクワクが混ざった不思議な気分でした。
平日ならではの電車旅もいいですよねえ

糸崎駅 → 相生駅
糸崎からは、相生駅 まで一気に進みます。
この区間が今回のルートの中でも、かなり長めの移動になりました。
- ルート:山陽本線(糸崎 → 相生)
- 所要時間:おおよそ 3時間 前後(ダイヤにより変動)
途中で尾道・福山・岡山などを通過していくので、
「別の機会に途中下車でじっくり回りたい街」がどんどん増えていきます。
青春18きっぷだからこその途中下車は1つの楽しい選択肢でもあるのでオススメです!
尾道のあたりを通るとき、車窓からちらっと見える海と街の景色。
福山から見える、福山城。
など、また行きたいな。次はここ行きたいな。と旅の妄想が広がっていきました。

岡山駅は大きな駅なので、
ここで一度降りて休憩したり、駅弁を購入するのも良さそうです!
今回は乗り換えなしでそのまま通過しましたが、「ここで降りたら絶対にごはんに困らないな…」という安心感がありました。次に同じルートを通るなら、岡山でいったん休憩を挟むのもありだなと思います。

相生駅 → 姫路駅
相生からは、姫路駅 へ向かいます。
- ルート:山陽本線・JR神戸線(相生 → 姫路)
- 所要時間:おおよそ 20分 前後
「ようやくゴールも近づいてきたな〜」と感じ始めるあたりです。
糸崎→相生の長い区間を抜けて、相生で乗り換えたときは、ホームで軽く伸びやストレッチをしただけでもかなりリフレッシュできました。「あと少しで大阪まで行ける」と思うと、疲れよりもいよいよという楽しみが勝ってきます。

姫路駅 → 大阪駅
最後は、姫路駅 → 大阪駅 の区間です。
- ルート:JR神戸線(姫路 → 大阪)
- 所要時間:おおよそ 1時間 前後
新快速に乗れれば、ここはかなりサクッと進みます。
途中で神戸や三ノ宮などを通るので、「このまま途中下車してカフェでも寄りたい…」という誘惑も出てきますね笑
姫路を出たあたりで、タイミングが良ければ 姫路城 が車窓から見えることも。
景色はかなり都会を感じさせる雰囲気になってくるので、「ここから先はいよいよ大阪エリアだ」というワクワクが一気に押し寄せてきました。

この電車移動を終えたらようやく目的の大阪に到着です!
長時間の移動お疲れ様でした!!
広島→大阪を18きっぷで行くメリット・デメリット
ここからは、実際に行ってみて感じた メリット・デメリット も正直に書いておきます。
メリット
- 運賃を大きく抑えられる(実質2,410円)
- 車窓の変化や途中の街など、「移動そのもの」をじっくり楽しめる
- 途中下車で気になる駅に降りやすい
- 一人でふらっと行ける“気まま旅”と相性がいい〇
デメリット・注意点
- とにかく時間はかかる(5〜6時間)
- 乗り換えが3回あり、ダイヤが乱れると予定がずれることも…
- 混雑する時間帯は座れない可能性もある
- 体調が万全じゃない日だと少ししんどいかも
「安く行けるから最高!」だけではなく、
こういったデメリットも理解したうえで、
“それでも楽しめそうかどうか” を判断してもらえると良いかなと思います。
途中下車で寄り道するなら、こんな駅も候補
今回は広島→糸崎→相生→姫路→大阪と乗り継ぎましたが、
実は途中下車をしていたり。
また「別の日に途中下車旅もしてみたいな〜」という意味でも、
寄り道候補として気になった駅 を少しだけ書いておきます。
尾道駅(広島県)
海と坂の街・尾道。
聖地としても有名な場所であり、いつか途中下車してゆっくり歩いてみたいと思っています。
糸崎から相生へ向かう途中、尾道のあたりでちらっと見えた海と街並みが印象的でした!
「ここで降りたら、きっと美味しいものと良い景色に出会えるんだろうな〜」と、次の旅の候補に即メモしました。
福山駅(広島県)
ホームに降りると、すぐそばに 福山城 が見えることで有名な駅です。
「ちょっと降りて写真だけ撮る」くらいでも、かなり満足度が高そうなスポットだなと感じました。
ホームからも見えるお城めちゃくちゃ魅力的ですよね
岡山駅(岡山県)
ごはん・駅弁・お土産と一通り揃っている安心スポット。
長時間移動の中で一度しっかり休憩したい方は、岡山で時間を取りやすいダイヤにするのもありだと思います。
神戸駅(兵庫県)
姫路を出て大阪に向かう途中にある神戸駅
今回はここでいったん途中下車して、ごはん休憩
向かったのは、神戸駅近くの洋食の藤さんというお店。
神戸は洋食のイメージがあったので、調べて気になり訪問しました。
私はオムライス&ハンバーグ&有頭エビフライを注文したのですが、間違いない組み合わせから圧倒的な満足感の美味しさ。堪らなかったです…

神戸駅は大阪にも近いので、
「そのまま大阪まで一気に行ってしまう」のもアリですが、
「ちょっと途中で寄り道して、美味しいごはんで一息つく」という選択肢もかなりおすすめです。
広島→大阪の18きっぷ旅で気をつけたいポイント
① 長時間移動を「楽しむ前提」で行く
広島 → 大阪は、普通・快速電車だけで行くとトータルで 5〜6時間 ほど。
新幹線と比べると、どうしても長く感じます。
ただ、
- 本を持っていく
- 音楽を聴く
- 車窓を眺めながらぼーっと景色を眺める
みたいな時間が好きな人にとっては、
かなり贅沢な「移動時間」になると思います。
② 座席確保はちょっとだけ意識
広島・岡山・神戸周辺は、時間帯によっては混みやすい区間です。
- 始発・始発に近い電車を選ぶ
- ホームに少し早めに行って並ぶ
このあたりを意識するだけでも、
「ほぼ座れる旅」になるか、「立ちっぱなし区間が多い旅」になるか が変わってきます。
③ 乗り換え時間は余裕を持って組む
ダイヤの乱れなども考えると、
乗り換え3〜5分はかなり攻めた設定 です。
10分前後あれば、
トイレに行って、飲み物を買って、次の電車のホームに移動できるくらいの余裕が生まれます。
初めての駅であればなおさら土地勘がないので、自分も余裕を持ってダイヤを組んでいました、、「あそこでギリギリの乗り換えにしていたら、たぶんかなり焦っていたな」という反省も込めて、やっぱり余裕大事だなと実感しました。
④ 飲み物・軽食は早めに確保しておく
「次の駅でいいや〜」と思っていると、
乗り換え時間が短くて買えなかったり、売店が閉まっていたり、意外と買いそびれます。
・広島で飲み物や軽食を用意しておく
・どこかの大きめの駅(今回は岡山など)を 補給ポイント にしておく
このあたりを意識しておくと安心です!
実際に広島→大阪へ行ってみた感想
最後に、実際に18きっぷで広島から大阪へ行ってみたときの感想 を少しだけ。
広島駅を出発するときの気持ち
朝の広島駅は、いつもどおり通勤・通学の人でにぎわっていました。
その中で「今日はこの普通列車を乗り継いで、大阪まで行くんだ」と思うと、ちょっとした特別感と、少しの不安が混ざったような感覚でした。
車窓から見えた景色たち
広島の街、尾道・福山あたりの海や家並み、
岡山方面の広がりのある景色、
そして兵庫エリアに入ってからの、だんだん都会っぽさが増していく風景。
同じ1日の中で、こんなに景色が変わっていくんだなあ、と改めて実感できる移動でした。
長時間乗ってみて思ったこと
事前に「5〜6時間」と聞いていたので、もっと体力的にしんどいかと思っていましたが、
糸崎・相生・姫路でこまめに乗り換えが入るおかげで、ずっと同じ姿勢で座りっぱなし…という感じにはなりませんでした。
人の少ない車内であれば少し歩いてみたり、途中下車してみたりすることで、思っていたよりもかなり楽に感じましたね。
大阪に着いたときの達成感
新幹線ならあっという間に着いてしまう広島→大阪を、
あえて普通列車だけで移動したからこその達成感も大きかったです。
「やっと着いた〜!」という気持ちと、
「これぞ青春18きっぷ旅だなあ」という満足感の両方を味わえた1日になりました。
行ってみたかった区間だったので嬉しかったです!
まとめ 広島から大阪への18きっぷ旅は「移動も楽しみたい人」におすすめ
広島から大阪までの青春18きっぷ旅について、
所要時間・料金・ルート・注意点などをまとめてみました。
あらためてポイントを整理すると、
- 広島 → 大阪は、青春18きっぷで約2,410円・5〜6時間 で移動できる
- 今回のルートは「広島 → 糸崎 → 相生 → 姫路 → 大阪」と普通・快速電車を乗り継いで移動
- 長時間移動&乗り換えはあるけれど、そのぶん車窓や途中の街を楽しめる
- お金よりも「移動時間も含めて旅したい」タイプの人と相性が良い
「ちょっと時間はかかってもいいから、のんびり鉄道旅をしてみたい」
「一人で気ままに18きっぷ旅をしてみたい」
という方には、かなりオススメできるルートだと思います!
広島から大阪方面へ行く予定がある方は、
ぜひ青春18きっぷルートも選択肢に入れてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
あなたの 気まま旅 の参考になれば嬉しいです。


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